Google検索エンジンスターターガイドにあわせてWordPressの仕様を考える

Googleが提供している「Google 検索エンジンスターターガイド」に照らし合わせながら、WordPressの仕様を備忘録代わりにメモ。
今日はページタイトルについて。

Contents

1 ページタイトル

ページタイトル

スターターガイドには「適切なページタイトルを付けよう」とあります。

トップページ

トップページには下記を含めましょう、とあります。

サイトや会社の名前（これは必須）
会社の所在地
主要な取り扱い商品などの重要な情報

WordPressの場合

一般的なコード

<?php wp_title(''); ?> | <?php bloginfo('name'); ?>

1	<?php wp_title(''); ?> \| <?php bloginfo('name'); ?>

wp_title

パラメータ

sep
セパレータ。デフォルトでは記事の前か後ろに » （»）。

echo
true – 表示（初期値）
false – 値を返す

seplocation
sepの出力位置。
right – 後ろ
” – 前（初期値）

Codexによると、

現在のページのタイトルを表示、または取得します。区切り文字を定義でき、WordPress 2.5 以上では、タイトルの前／後どちらに出力するかを指定できます。

とのこと。ループ外であればどこでも記述できるようですが、通常は <head> 内の <title> 要素内で使われますね。

出力例は下記の通り。

単体記事またはページの場合：記事名またはページタイトル
日付ベースのアーカイブページの場合：日付
カテゴリーページの場合：カテゴリ名
著者ページの場合：ユーザの公開名

bloginfo(‘name’)
これは下記の通り。

管理画面の「設定 > 一般」で設定された「サイトのタイトル」を表示するものです。このデータは wp_options テーブルの “blogname” レコードから取得されるものです。

さて、これらを基本しながら、SEOと絡めて発展させていきます。

サイトのタイトル

記事名やページタイトル名を考える際のSEO対策というのも当然必要ですが、ここでは「サイトのタイトル」を考えたいと思います。

サイトのタイトルですが、単に会社名や屋号だけを掲載してもSEO対策としては有効ではないようです。まあそれ以前に、屋号や会社名が必ずしも取り扱っている商品を連想させるような名称とは限りませんから、「何をやっている会社か？」「どこにあるのか？」「この会社の特徴やウリは何？」などがパッと見わからないのはユーザーに対して不親切だと考えるべきです。

SEO対策というとテクニックに走りがちですが、テクニック＋「わかりやすい」というのも重要な要素だと思います。「ユーザーにとってわかりやすい＝SEO対策も有効」と考えて差し支えない・・・と言いたいところですが、やっぱりテクニックも必要なので、両方がうまく作用するといいなと思います。

さて、具体的には、

業種やユーザーの悩みなどで、検索ボリュームが多いキーワードを含める
ローカルビジネスの場合は地域名などを含める
全角28字以内（いつまた変わるかわかりませんが）
一瞬で伝わるか？

さらに、WordPressのプラグイン「All in One SEO Pack」を使い、トップページのみ専用のタイトルを付ける方法もあるようです。
トップページには記事名やページ名がありませんから比較的長いサイト名をつけることができます。

例）
トップページ：私のブログ　〜これは役に立つよ！〜
記事ページなど：SEO対策について書いてみたよ！｜私のブログ

下層ページ

サイトや会社の名前（ここでも必須）
各ページの内容を適切に表現したタイトル

下層ページに関しては、各記事やページのタイトルのつけ方が重要になりそうですね。その件についてはまたの機会に・・・。

さて、WordPressの場合、各記事やページなどの独立したコンテンツの他に、アーカイブページや検索結果ページや401ページなどの表示についても考慮しなければなりません。

アーカイブページ
カテゴリ名（またはタグ名など）＋一覧＋サイトのタイトル
2ページ目の場合は「何ページ目か？」を表示させるといいですね。

<?php wp_title(' - ',right); ?><?php if($paged){echo $paged."ページ目";} ?>

1	<?php wp_title(' - ',right); ?><?php if($paged){echo $paged."ページ目";} ?>

検索結果ページ
検索ワード＋検索結果＋サイトのタイトル

401ページ
ページが見つかりませんでした＋サイトのタイトル

という感じでしょうか？

これらも「All in One SEO Pack」で対策できると思います。

これらのページの場合は重複コンテンツを避けるためのfollow/noindexの設定のほうが重要かも。

最後に、Googleさんがおっしゃるポイントを。

・無関係なタイトルはつけない
・あいまいなものはダメ
・サイトの大部分、または全てのページに同じタイトルを使わない
・ユーザーのためにならない、極端に長いタイトルは使わない
・不要なキーワードをつめ込まない

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40web

36歳のときにそれまで勤めていた金融業界を卒業、地に足の着いた生活がしたいと東京・渋谷から房総へ移住。Webデザイナー養成校に通い、40歳のときにWebデザイナーとして独立。地方在住・40歳・コネなしからスタートして、現在は仲間と会社を作るまでに成長。今の興味は資産形成とブロックチェーン。ビットコインのマイニングもやってます。