フリーランスと事故と休業補償

2018年11月30日、出張で名古屋と岐阜だぜワーイ!と車で羽田空港に向かっていたら、後ろから追突され前にも追突するという事故に遭いました。いわゆる玉突き事故の真ん中。

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事故の状況

私の過失はなし。

状況としては、

  • 車 後方大破 → 廃車にするとレンタカーが出ないというから修理。地方で車生活なので、車がないと生活できない。
  • 本人 頚椎捻挫・腰椎ヘルニア・その他色々 → 外傷はなし。犬が同乗していて救急車を断ったので、レンタカーを自分で運転して病院へ行く

大怪我したわけでもなく、かといってじゃあ明日から仕事してくださいね〜というほど無事でもなく、しかし救急車を呼ばなかったせいか行った病院が悪かったのか、軽症扱いされる。

事故後1週間くらいは興奮状態だったのかテンション高く、自分でも大丈夫そうと思ったりしたけど、落ち着いてきた頃にあちこち痛くなり、物損もあるし、保険会社との交渉や余計な雑務も多く、徐々に疲れていく。

さて、ここで問題なのが休業補償。

フリーランスの皆さん、いつ何があるかわかりません。

  • 相手方の保険会社から休業補償を取るためには弁護士のちからが必要なので、弁護士特約つけておきましょう。
  • 休業補償保険に入っておきましょう

これ必須だなと思いました。

事故の場合の休業補償と弁護士

私の場合、当初、相手方の保険会社の担当者から「休業補償は出ませんと」言われました。いやいや、頚椎捻挫でめまいするし、眼球痛いし、椅子に座っていられないし、仕事どころじゃないんですけど??

本当に仕事ができない状況だったので、とても困ってしまい、インターネットで検索して、自分の保険会社にも相談し、弁護士に一任することに。弁護士特約つけていたので金銭面の心配はありませんでした。

相手方の保険会社の言いなりになっていると損をするようです。事故に遭ったら早急に弁護士と相談したほうがいいですよ。余計な心労から開放されます。そもそも、もらい事故って理不尽で、何も悪くないのに心配事ばかりが募ります。心配事は少しでも減らしたほうが得策です。

私の自動車保険には弁護士特約がありましたが、特約をつけていなかったとしても、弁護士報酬は成功報酬による支払い(つまり、相手方から保険金が支払われたら、そこから何%かを支払う)が多いようです。というわけで、弁護士特約があるないに関わらず相談してみましょう。

診断書のとり方から何から何まで、丁寧に教えてくれます。

私の場合、事故を取り扱っている弁護士事務所5箇所くらい電話しましたが、下記の条件で決めました。

  • 来所しなくてOKという事務所(たいては来所してくださいと言われます。ムチウチとヘルニアで運転つらいのに!)
  • 質問に対して丁寧に答えてくれる(雰囲気でわかります。面倒そうな受け答えの事務所はさっさと電話を切ってしまいましょう)
  • こちらの要望を的確に捉えている
  • 結局の所、弁護士との相性(話やすいのが一番)

何箇所か電話をしているうちに「あ、ここなら大丈夫そう」というところが見つかるはずです。

休業補償の計算

休業補償の計算根拠は「確定申告書」です。所得金額ではなく、休業期間中に支払っている経費も考慮した金額で計算します。ただ、相手方の保険会社は恐らく所得金額で提示してくるでしょう。弁護士を通していない場合で、このような仕組みを知らない場合、大きく損をしてしまう可能性があります。

所得補償保険

資料は取り寄せてあったのに入ってなかったんです、所得補償保険。

交通事故もそうですが、突然の病気やケガなど、いつ何が起こるか本当にわからないので、入っておいて損はないと思います。

今回事故に遭ってつくづく思いましたが、フリーランスは保障がまったくと言っていいほどありません。身体が資本のフリーランス、その身体が動かなくなると死活問題です。会社の経営者も同様だそうですね。個人事業主も経営者という自覚を持つべきだなと思いました。

商工会などでも扱っていますので、相談してみてはいかがでしょうか。最近はフリーランス協会feenanceというサービスも出てきました。

働き方改革はいいけれど、サラリーマンのほうが保障が充実しています。今後、フリーランス向けの保障が増えて欲しいですね。

※一瞬、サラリーマンに戻ろうかと思ったくらい…w

まとめ

今はまだ通院中で、示談もこれから。後遺症や示談のことなど、またいずれ記事にしてみたいと思います。とにかく、フリーナンスは身体が資本!

ちなみに、一番腑に落ちないのは「Web制作=デスクワーク」というくくり。営業にも行くんですけど!眼・肩・腰めっちゃ大事なんですけど!専門職なんですけど!

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