起業をすると、人脈を築いたほうがいいのかな?と思い始めるものです。巷に出回っている指南書にも「人脈を築きましょう」「人脈を大事にしましょう」と書いてあることが多いですね。
では、人脈を築くにはどうしたら良いのでしょうか?
- 異業種交流会というものに参加したほうが?
- ウェブ系の勉強会に参加して、ビアバッシュや懇親会にも顔を出して?
- 名刺交換をして、Facebookで繋がれば、それが人脈?
そもそも人脈が必要か?という疑問もありますよね。
Contents
営業経験のない私が考えた人脈
営業経験のない私は、仕事上の人脈というのが何を意味するのか、最初はよくわかりませんでした。
- 自分と同じ業種の人と繋がっても、仕事には繋がらない気がする(だってライバルだし!)
- じゃあ、異業種の人と繋がるべきだよね?
そう思って、まずは異業種交流会へ。
異業種交流会に参加してみたけど
直接的な人脈にはならず
結論から言えば、仕事に直接繋がる人脈にはならなかったです。
- 異業種交流会に参加して、将来のクライアントになる人に出会う確立は低い
- 異業種だからか、自分の属性と合う人が少ないからか、話のネタが見つからずに交流できないストレス
- 自分の属性と合う人ばかりと交流していては視野が広がらない!と頑張ってみたけどやっぱりストレス
要するに、私にとって異業種交流会はストレスそのもの!
その人の性格や仕事内容によっては有意義なものかもしれませんが、私にはどうにも苦痛で。
ただ、それは無駄だったの?と聞かれると、そんなこともありません。
とりあえず、名前は覚えてもらえた
地方は都会と比べてコミュニティが小さいので、知り合いの知り合いは、知り合いだったりします。私は地域の仕事も多く引き受けていますが、とあるクライアントさんから、こんなことを言われました。
「先日商工会の集まりに行ったら、●●さん(私のこと)と知り合いという方が私のまわりにたくさんいたんです!●●さんって有名なデザイナーさんなのですね」と。
まじかーーー!そのまま有名ってことにしておこうーーー!w
とにかく、社会勉強にはなった
異業種交流会でよく聞かれた質問が「Webデザイナーさんなんですねーー、どの業界が得意ですか?」というもの。「ええええーーと、まだ駆け出しだし、仕事選べないし、来るもの拒まずです!」とはもちろん言えないので、笑ってごまかすのみ。
最初は色々な仕事をしていました。当然得意な業界など絞りたくても絞れません。お金のためもあるし、色々やってみたいという好奇心もあるし、それこそ来るもの拒まず! そうやって制作実績を積んでいましたが、ある時から「制作実績を見て」という受注が増え始めたんですね。そうなってくると同じ業界の仕事を受注するようになるので、得意分野らしきものが出来始めました。
今ならちゃんと答えられるかも。
結論
話は逸れましたが、異業種交流会も悪くはないですよ。ただ、まあ、苦手ですね。
Web系のセミナー・勉強会
間違いなく、こっちのほうが楽しい
そりゃもう、自分と同じ仕事をしている人たちの集まりで、しかも自分が知りたい/勉強したいセミナーや勉強会に参加しているわけですから、Web系の人たちと交流しているほうが間違いなく楽しいです。
が、しかし、最初のころは少々苦痛でした。
独学で、制作会社勤務の経験がないのがコンプレックスになっていたわけです。
「変な言葉使ってないかな?(業界用語わからない)」
「的を得た話してるかな?(情報古くない?)」
などなど、今ならそんなに気にならないことを気にしていたようです。よく考えれば、相手はそんなことちっとも気にしてないですけどね。なので、どんどん積極的に参加しましょう!
地方から行くので、セミナーや勉強会は厳選
都心部で働いていれば、ちょくちょくセミナーや勉強会に行けると思うのですが、地方ではそうも行きません。往復の時間を考えるとどこへ行くにも一日がかり。なので、私の中では、
- 東京へ行くなら最低でも3時間以上、できれば5時間以上のセミナー
- 往復2時間以内かつ車で行ける距離なら、1時間くらいのセミナーや勉強会でもOK
- いずれにしても、セミナーや勉強会は月に1〜2本
と厳選しています。
今はオンラインサロンやオンラインスクールが充実しているので、ある程度は自宅で学ぶことができますし、無理に行く必要がなくなったというのもあります。便利な時代。
ちなみに、今まで行ってよかったのは、
- CSS Nite の Coder’s High
- ウェブ解析士協会のウェブ解析士会議
あと何かあったかな?思い出したら追記しますが、CSS Niteの Shift 20XX は数人に勧められたので、今年の年末は行ってみたいかも。
余談ですが、最近は資産形成やキャッシュレス/仮想通貨などのセミナーにも行くので、Web系とトータルで月に1〜2本というペース。
オンラインサロンやオンラインスクールもある
こちらも厳選して、
- 実践で学ぶのが難しいウェブディレクションが学べるオンラインサロン「4LDK」
- Schooは出始めたころに課金したので、私的にはコスパがいい
- たまにUdemy
プログラミングのオンラインスクールだと他にもあるし、オンライン系はいずれ別記事で紹介したいと思います。
肝心の人脈は?
Web系のセミナーや勉強会ですが、地元に近ければ近いほど横の繋がりという意味での人脈ができます。逆に東京に出て行っても繋がらないです。まさに、遠くの親戚より近くの他人が頼りです。
なので、東京へ行くときは「刺激を受けて帰ってくる」という部分に主眼を置いています。それでいいんじゃないかなと。東京に行くこと自体が刺激ですし。
移住する前は渋谷に住んでたんですけどねぇ。まあそれはどうでもいいのですが、地方って比較的のんびりしているので、時々東京の刺激が恋しくなるんです。
ただ、地方には地方のやり方というか、流儀があるので、仕事をする上で東京の真似事が通用するわけでもありません。なので、東京の人脈とかあまり必要なくて、それよりも地方や地元の感覚や規模感がわかる人たちとの交流のほうが勉強になります。
それに、いざという時に頼りになるのも近くの同業者!
同業者=ライバルだと最初は思っていたけど、そういう側面もあるけど、実際は頼れる仲間ですので、横の繋がりを広げるという意味での人脈作りはとても大事だと思います。
結論
同業者と仲良くなるべし。
まとめ
最近は地方が注目されているので、東京に行って「●●から来ました!」というだけで話のネタになりますし、隣の席の人に話しかけるのも普通になっちゃいましたし、場数踏むと余計なことは考えなくなるかもです。とにかく、これ!と思ったら行ってみましょう。何事も経験。
36歳のときにそれまで勤めていた金融業界を卒業、地に足の着いた生活がしたいと東京・渋谷から房総へ移住。Webデザイナー養成校に通い、40歳のときにWebデザイナーとして独立。地方在住・40歳・コネなしからスタートして、現在は仲間と会社を作るまでに成長。今の興味は資産形成とブロックチェーン。ビットコインのマイニングもやってます。